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2009/10/12

にわかモータージャーナリスト再び・・・ローバーミニ 試乗記 (下)

Mini003

さてさて、台風18号がひたひた近付くさなかに、ミニを山道で乗って参りました。とりあえず、雨の止み間だったので、本当に助かりました。

夜の間に出発して、岐阜から横山ダムを抜け、八草峠、栃ノ木峠。武生から越前大野へ抜けた後、深夜の九頭竜湖で仮眠・・・そう、あの狭いミニの室内でね!

翌朝、油坂峠のワインディングをちょっとだけ楽しんだ後、ちょいと戻って伊勢峠、温見峠から樽見、さらに尾並坂峠を経て関市に至る、と言うコース。仕事に支障が出ないようにすると、こんな強行軍スケジュールになってしまうのが残念でなりません。

実は朝に仕事のメールと電話が結構鳴ってたらしいんですが、油坂峠から樽見にかけては、ほとんど携帯が圏外。何度か連絡を取ろうとしていたらしい妻からは、「あんまり電話がつながらないんで崖から落ちて死んだかと思った」ですと。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

いや、ハマってしまった、本当に。

これがマニュアルミッションだったら、そしてクーパーだったら、おそらく脳天のどこかが吹っ飛んでいただろう、ついでに私も崖から吹っ飛んでいたかもdash

メイフェアだったから、オートマだったから、まだ私は理性を保て、こうして無事に家に帰ってブログなんぞを書く事が出来た訳ですから。

書きたい事がわんさかあるけど、ここは何とか整理して、まずハンドルの事から書こうと思います。

街乗りでは、「重ステかったるい」と思ったステアリングですが、車重が軽い事もあって、速度が出れば気にならなくなります。加えて、このミニのハンドルと来たら・・・(!)

何と言うか、とても繊細。ほんの少し手を傾けるだけで、スッと回っていく。手の動きに対するハンドルの動き方がダイレクトで、思いどおりの軌跡が描ける。手のほんのちょっとした動きに反応する、と聞くと、とてもナーバスなハンドリングを想像するかもしれませんが、さにあらず。直進で不安になる事はない・・・そっか、ノンパワーだからこそ、繊細さと、直進のどっしりさが両立できるんだ、と納得させられました。

その直進安定性ですが、これはちょっと説明がしづらいです。100km/hを越えると、若干接地感がおぼつかなくなる・・・と書くと、何だ軽自動車並みじゃん、と誤解されるんだけど、90km/hあたりまでの接地感は、別モノだと思います。この「通信簿では表せない部分」の評価って、本当に難しい。

「効きが悪い」と評判のブレーキも、そんなに悪いものとは思わなかったなあ。ブレーキアシストのような機能がないから踏力がいるだけで、ガツンと踏めばちゃんと効いてくれる、むしろコントーラブルで、繊細。私は好きですよ。

そして一番驚いたのは、そのシャシー&足回り性能の圧倒的な高さでした。

たとえば、深夜の山道で、突然濃霧に襲われた時、ちょっとカーブの曲率を読み違えて、オーバースピードで突っ込んだ事があるんだけど、この場合、並のFFだと、トラクションが足りず、カーブを曲がり切れず、タイヤがカーブの外側にはみ出してしまう。ブレーキを踏めば、またトラクションは戻るんだけど、冷や汗をかく瞬間である事には間違いありません。ところが、このミニと来たら、少しハンドルを切りたすだけで、ツイっとそっちに曲ってしまう。「トラクション不足?何それ?」って感じなのです。おまけにリアもちょっとやそっとじゃすべらない。本当は私がヘタだからなんだけど、愛車ゴルフだと、簡単に滑らせられるところも、ミニはハンドルを切っただけグリップして曲ってしまう。

ちなみに、穿いているタイヤは、ブリヂストンの一番安タイヤ、しかもサイズは145/70R12・・・て言う、今どきの軽でも下位グレードでしか穿かれないふにゃタイヤ。これから見ても、タイヤのグリップに頼ったボディ設計でない事は一目瞭然です。ボディと足回りの設計が入念で、しかもある種の「ひらめき」がなければ、絶対にこういう性能は出ない・・・はず。

もちろん、エンジンパワーが非力(しかもオートマのせいでパワー絞られている感がある)なのも大きいと思いますが、それを差し引いても、この曲がりの性能から得られる安心感は、下手なABSやエアバッグなんかよりはるかに高いと私は思うのですが、いかがでしょうか?

こんな車が、すでに50年前からこの世にあったなんて!

Mini004

私は久しぶりに山道を堪能しました。確かにFFですから、FRに比べると、若干曲がりたがらない性格もあります。でも引き換えに、ライン一本まで正確に狙える繊細なハンドルとトラクション能力の高さがあります。何もリアを滑らすだけが山道の楽しみではないし、エンジンパワーが限られている分、速度を逸脱せず・・・つまり周りの車に迷惑をかけず、また「道路を汚さず(コレ結構重要。ドリ車の通った後の道路と言うのは・・・)」楽しめるのは、大きな利点だと思います。そして走りながら、アレック・イシゴニスの設計の天才性を想像してみたりするのも、また楽しいモノです。

だからこそ、やはりマニュアルで乗りたいもの。でも、オートマながら面白かったのはポジションが、上(奥)からP→R→N→1→2→3→Dという順番だったこと。はっきり言って日常Dレンジしか使わない時は不便この上ありませんが、いざ山道を走り、3速や2速を多用するシーンになると、この並びの方が断然使いやすくなります。切替も電光石火でシフトショックは大きいですけど、まさしく「走りを楽しむための確信犯的セッティング」ですね。

絶対的なサイズが小さいおかげで、狭い山道でも水すましのように走れますが、最低地上高が95mmしかなく、路上の落石やちょっとした段差にも気を遣わされるのが唯一の弱点でしょうか?

まだまだ書き足りない事もありますが、どうせ私が言ったことなんて、とうの昔に誰かが言ったことばかりだろうし、あまりにも素人がしゃしゃり出てでたらめ書くのもためらわれるんで(つかもう既に書きすぎだっての!)、このへんでやめます。将来私はミニを買う事になるのでしょうか?それとも現実を直視して(維持してくの大変そうだし、なまじっか弄るのが楽しくなって本業おろそかになるのもナンだし)、買わないで終わるか、どっちになるんでしょう?

最後に、このミニを借りた、太っ腹なレンタカー屋さんを勝手に紹介します。POCレンタカーと言います。許可は得てないのでリンクは貼りませんが、ミニ48時間借りて諭吉1枚でお釣りが来ます(ただし保険料は別途)。私はこんな趣味的なクルマ、整備も大変だろうから、もっと高くすればいいのに、と余計な事を考えてしまいます。興味のある方はググっても見て下さいな。

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