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2008/06/30

ソナくそ第3回 「そもそもソナタ形式なんて」

では「ソナタ形式をしゃべくる回」のつづき・・・

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

結論を最初に言ってしまうと、もし「ソナタ形式」を「形式」・・・つまりフォームとして論じようとする時に、ベートーヴェンなんぞを引き合いに出してはいけない、という事です。

フォームとして理解しようとする時、彼の作品は「悪い例」そのものですよ。

私は、アカデミックにソナタ形式を追及するのなら、ハイドンを学ぶのが良いと思う。ベートーヴェンからソナタ形式を学ぼうとすると、要するに「ソナタ形式なんて、そんなものどうでもいいよ」と言う結論にいずれ達してしまいます。

もちろん彼だって、最初はハイドンその他の作品から、ソナタ形式のいろはを叩き込まれたクチだし、キャリアの最初のうちは、そういったものに「忠実な」作品を作っていた。

日本の武道なんかでよく使われる言葉に「守 破 離」というものがあるそうですが、ベートーヴェンとソナタ形式との付合いは、まさにこの「守破離」という言葉がぴったり当てはまると思います。普通この言葉の背景には「師匠と弟子」の間柄を指して読まれる事が多いのでしょうが、ベートーヴェンの場合の対象は、もはや師のハイドンやサリエリなんかじゃなく、当時の「音楽においての常識」であったわけで、ずいぶん遠くを見据えていた訳ですね。

じゃあ、いつの作品が「守」でどこからが「破」で・・・みたいな線引きができる訳ではありませんが、ピアノソナタを例に一般的に納得のいきそうなところで線引きしてみると・・・

守・・・第1番(op2-1)~第11番(op22)、第19・20番(op49)

破・・・第12番(op26)~第23番「熱情」(op57) (第19・20番除く)

離・・・第24番(op78)~第32番(op111)

え、私ですか?こんな線引きこそクソ食らえだと思っています(笑)

なので、これを読まれた方も、ああ、そういう分け方があるんだ、と思った途端に忘れて下さいbomb

次回よりようやく本題に入ろうと思います。これからかい?

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