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2008/03/09

CD解説漫談放談 第15回 お題「しあわせの余韻」

    いんたびゅあ「お疲れ様です、片山さん。よく15回も続けられましたね。」

片山「続けざるをえないじゃないか。」

    いんたびゅあ「イヤ私、ゼッタイ途中で投げ出すと思っていました。エライぞ坊や、よくがんばった。」

片山「どんな口の聞きかたしてんだ!? 曲の話をするぞ。この曲は元々CD収録の予定がない・・・というより、CDのトラック制作中にはまだ産まれてもいなかった曲で、ちょうど『遅れてきた楽隊に対する強い叱責』・・・これを最初はラスト・トラックに使用と思っていたんだけど、これではあまり後味がよろしくないか・・・もう1曲、例えばビートルズの『Her Majesty』みたいな、ちょっとしたアンコール・トラック・・・今で言うボーナストラック的な物を挿入しようと思って急遽こしらえた曲だ。まあ、この位置にピアノ・ソロ曲を持ってくるのも、構成上の必然とも考えた。

    いんたびゅあ「ボーナストラックにしてはやけに長い曲・・・あ、しあわせのうたの次に長いんだ、この曲。」

片山「作っているうちにインスピレーションが沸いてくるのはよくある話。放っておくともっと長くなったかもね。中間の部分はあまりに長くなるとバランス崩れるんで途中でテキトーに切り上げたんだ。

    いんたびゅあ「この曲には、色々片山さんの中でジレンマがあると聞いていますが、それはどんな?」

片山「話すとキリがないぞ。まず、曲の構造的な問題がひとつ。ま、これはこんな所で話しても仕方ないのでやめる。二つ目はお客様の反応、同じようなバラード作品で、同じくらいインスピレーションに富んだ物だと自負しているのだが、『きみよりほかに・・・』程の反応はない。でもこれは、作曲してからある程度月日がたって、何となくその訳が分かってきた気はする。そして最後は自分の心の内でのジレンマ。どちらかといえば後ろ向き、ネガティブイメージな曲なので、オレがこんな年寄りじみた曲をたかだか33歳ぽっちで作って良いのか、という葛藤。できちまったモンは仕方ないけど。」

    いんたびゅあ「お言葉ですが片山さん、この曲をお客様に聴いて欲しいのか欲しくないのか、どっちなんですか?」

片山「うわあ!突いて欲しくないぞそこんトコ。発表前はコレ聞いてお客様に『片山さん、コレ、いい曲ですねえ』なんて言われたらなんかヤだなあ、って思っていたけど、結果的に本当に誰からも言ってくれなくて、かなりヘコんだ。・・・これは何に例えたらいいんだ!?・・・例えば、絶対無理めのオンナに惚れ込んで、どう考えてもフラれるの分かっていながら、告白してフラれた時の気分に似ているのかも。」

    いんたびゅあ「じゃあ、私なりに『文学的』にまとめてあげましょう。この曲は、片山さんの屈折的、逆説的な愛情に満ちた曲である・・・と。」

片山「それ、なんかちがくない?

    いんたびゅあ「じゃあ、私なりに『下世話』にまとめてあげましょう。無理めの女性にフラれた後、片山はこう思った。『・・・そうだ、これでいいんだ、これで全て良かったんだ。』と・・・。」

片山「・・・、まあどっちでもいいや。

(次回はいよいよ最終回、「無理めのオンナにフラれた片山の炎の逆襲!大どんでん返しの結末・・・もてあそばれた男の運命や如何に!!」 お楽しみに)

片山「ウソつけ!!」

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