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2008/02/12

CD解説漫談放談 第4回 お題「ほろにがショコラッテ」

    いんたびゅあ 「今日は問題作『ほろにがショコラッテ』ですね。」

片山「なぜに『問題作』なんだ?」

    いんたびゅあ「問題作でしょう。今回の収録曲15曲の中で、一番お客様からの反応が薄い、というより『ない』と言った方が正しい。つまりスルーされてるんですよ。」

片山「現時点で反応がないから問題作と決め付けるのは早急に過ぎないか?確かに、この15曲の中では一番色づきが薄いのも確かだけど、それは、CDを作る段階で、すでに想定されていたことだし、解説書にもその旨をご説明申し上げている。

    いんたびゅあ「私ね、この曲にはある種の片山さんの『驕り』を感じるんですよ。この曲、片山さん、チョチョイのチョイで作ったでしょ。」

片山「時間かけたかけないで言ったら、他の曲も似たようなもんだぜ。」

    いんたびゅあ「でも、自己評価はそんなに高くないでしょ。」

片山「確かに。悪い曲ではないと思ってはいるけどね。」

    いんたびゅあ「自分で良いと自信を持って言えないものをお客様に勧めて、それで反応がなくたって自業自得だし、むしろ、そんな曲を最初っからCDに収録する、という考えに、私は納得いきません。」

片山「いや、それはちょっと違うと思うぞ。

    いんたびゅあ「どこがですか?」

片山「あのね、これは音楽(やその他芸術)の歴史をちゃんと勉強した人なら誰でも理解できると思うんだけど、発信する側(アーティスト)の思惑と、受け取る側(大衆)の理解、というのは大体において一致しないことが多いんだよ。アーティストが『これは渾身の力作です』と言って発表したものが全くウケず、逆に、いい加減に作ったものが間違ってウケてしまう。そんな事実をイヤという程知っているから、逆に、もしこういうものがウケたとしたら・・・、というリサーチも兼ねて、CDに入れてみたわけだよ。・・・まだ納得のいかない顔をしてるな。」

    いんたびゅあ「ええ、そうですよ。全然行きませんよ。第一あなたはナニ様ですか?音楽の歴史って、そこに出てくる人たちは、偉大な作品を残した、偉大な方たちばかりでしょ。あなたは、その方たちと自分が同じ土俵の上に立っているって思ってるのですか?もし本気で思っているとしたら、勘違いもいいとこ、思い上がりも甚だしいですよ。」

片山「いやさあ、そんな事は思ってないよ。駆け出しの、無名(以前)のミュージシャンだと、日々戒めているさ。

    いんたびゅあ「思ってますよ。思っていないんなら、最初に作るCDに入れる曲は、全てに自分のベストを尽くし、自分の渾身の作だけを入れるべきです。そうであってこそ、お客様を納得させられる、そういうものじゃありませんか?」

片山「・・・、(ぐっ、なんかすげえ迫力・・・言い返せない・・・)」

    いんたびゅあ「なんですか?何かあるなら言ってごらんなさい。」

片山「え・・・、えっと、この曲、そんなにダメかな?」

    いんたびゅあ「ダメとは言ってないですし、思ってもいないです。」

片山「だよね。・・・オレもケッコー気に入っているんだけど・・・。」

(第5回へ続く)

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